ママと赤ちゃんの居場所
KiRaRi
~ きらり ~
「赤ちゃん連れでもこんなに安心してリラックスして過ごせる場所があるんだ。
こんな風に赤ちゃんと触れ合えばいいんだ。
なんだかとっても幸せ。」
それが、わたしが長男を出産後、生後3か月で初めてベビーマッサージの教室に行った時感じたことです。
こんな場所をわたしも創りたい。
その想いで、RTAにてベビーマッサージの資格を取得し、次男が生後5ヶ月の時KiRaRiをたちあげました。
それまで、赤ちゃんがいる生活をしたことがなかったわたしは出産後、なにもかもが初めての連続でした。
ちょっと、出かけることさえ、
「途中でぐすっちゃったらどうしよう・・」
「うんちが漏れたらどうしよう・・」
「泣き止まなかったらどうしよう・・」
「こどもが欲しがるタイミングで授乳室なんてないよね・・おでかけどうしよう・・」
と、た~くさんのどうしよう・・に押し潰されそうな気持ちさえあり、
念入りに準備をしてすっごい気合をいれないとちょっとお出かけすることさえできませんでした。
我が子は可愛いしとっても愛おしくて、この子が側にいてくれるだけでほんとうに幸せ。
ただ、このままおうちでずーっと過ごしているだけでいいの?
この子とどうやって遊べばいいの?
なにをしてあげればいいの?
自分が最愛の息子にしてあげられることがよく分からず、なにをすればいいのかも分からず、
これでいいのかな・・
がんばって出掛けた方がいいのかな・・
あんまり反応ないけどもっともっとたくさん絵本読んであげた方がいいのかな・・
自分がやっていることに自信が持てず、こどもが寝ている間にネットで検索したり。
何かが違うと感じながらも日々を過ごす中、
通い始めたベビーマッサージ教室で、我が子と向き合い触れ合うことで、
あぁこれだったんだ!わたしがしたかったのは!と気づき、そんなモヤモヤ育児に終止符が打たれました。
今は便利な時代で、
スマホやパソコンなどで検索をしたら、すぐに知りたい情報を手に入れることができます。
育児情報・子連れのおでかけスポット・予防接種のこと・離乳食の進め方やメニュー
アプリでスケジュール管理することだってできてしまいます。
ただ・・・
自分のこどもの育て方までは、どのサイトを見ても載ってません。
育児書にだって載っていません。
こんな時こうしました!という情報も役に立つときもあるけれど、
やっぱり赤ちゃんだってひとりひとり性格や個性が違うからみんなに当てはまるものではありません。
この子とどう向き合うか、この子をどう育てていくか。
それは、日々の生活の中でそれぞれのおかあさんが感じ取り、決めていくことだと思います。
わたくし自身、
ベビーマッサージを通して、
息子の顔をよく見つめて表情を感じとり、息子の身体を自分の手のひらで感じ、しっかりと向き合う時間をつくることで、
徐々に自然とこどもが感じていること・自分に伝えようとしていることが分かるようになってきました。
どうして泣いているかが分かるので、彼らの要望に応えることができ、
息子たちも欲求が叶えられることで、ご機嫌で過ごす時間が増えてくれて、
わたし自身も息詰まるような気持ちになることも少なくなり、余裕を持ってこどもと過ごすことができるようになりました。
そうすると、
さっきまでできなかったことができた嬉しさを一緒に喜んだり、
息子の昨日と全然違う表情に驚いて日々の成長に感動したり。
こどもと過ごす時間がそれまでよりもっともっとHAPPYになりました。
自分のこどもである赤ちゃんが、
こどもになり、
少年少女になり、そして青年になり、大人になるまではほんとうにあっという間です。
うちのこども達も、ついこの間産まれたばかりで泣いてばかりいたと思えば、
いつのまにか1歳の誕生日を迎え、
気づけばおしゃべりで自分の気持ちを伝え、
自分の足で公園を走り回り、滑り台を滑ったりしています。
わたしの手がないと何にもできないと思っていたのに、
どんどん自分でできることが増え、私の手を必要としない場面にであう度に、
成長が嬉しくもあり少し寂しい気持ちにもなるのです。
いつか近い将来、全くわたしの手を必要としなくなり、
自分でなんでも決めて自分の足で自分の人生を歩んでゆく姿を後ろから見守ることになるのでしょう。
大変と感じることもたくさんあるけれど、
四六時中一緒に居ることができる乳幼児期を、
毎日毎日一瞬一瞬とても大切にそして幸せな気持ちで過ごしていきたいとわたし自身強く感じています。
そして、わたしがお伝えするベビーマッサージやサロンで過ごしていただく時間が、
同じように乳幼児期のお子さんを子育て中のおかあさんにとって
こどもと過ごす日々をもっともっとHAPPYに過ごしてもらえるお手伝いになれればと心から願っています。
2016.10.吉日
KiRaRi代表 うえやまあさこ